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天然痘という悪魔の復活 第4話

 各国政府や製薬会社は躍起になってワクチン開発に全力を上げ天然痘の制圧に乗り出したが、鎮静化するまでに一年と四ヶ月の月日を必要とした。その間、天然痘は悪意を発揮し続けた。
 天然痘が猛威を振るい続けている間、各国では通貨、債権、株式のトリプル暴落が発生し、一九二九年の世界恐慌と二〇〇八年のリーマンショック以来三度目となる世界同時大不況――通称「天然痘大恐慌」が到来した。この恐慌による経済的損失額は、一説によれば全世界でおよそ一二〇兆ドルに達したとされ、イタリア、韓国、スペイン、ギリシャなど、合計一〇カ国が財政破綻し、IMF(国際通貨基金)の傘下へと収納された。
 むろん、このような混乱の最中でもたくましく利益を上げた者たちがいる。例えば、イギリスの製薬会社フェアリー・ミスト社は、いち早く天然痘のワクチンを開発して莫大な利益を得た。赤字続きで倒産寸前だった日本の投資会社黒堂インベストメントは、大量の空売りによって兆単位の利益を叩きだし劇的な復活を遂げた。異質なところでは、自称・超能力者のトム・アントニーがパンデミックによる世界恐慌を予言したとして一躍有名人となったりもした。
 だが、混乱による利益を上げた者はわずかであり、全体的にみれば損失を被った者がはるかに多かった。
 人類が精神的にも身体的にも経済的にも回復したのは天然痘復活から五年後のことである。その間、人類の進歩は停滞を余儀なくされ、退行を強制された。
 その後、WHOは再び天然痘撲滅に乗り出し、西暦二〇三七年五月八日、再び天然痘の撲滅が宣言され、天然痘は地上から再度根絶された。総死者数八六〇〇万人、総感染者数一〇億人以上という人類史上最悪の〈生物災害〉はこうして終息を迎えた。
 だが、疑問が残る。
 いったい、どのようにして天然痘が復活したのか。やはり施設から漏洩したのか、それともテロリストによって撒布されたのか。詳しい調査がなされたが、その原因が特定されることはついになかった。
天然痘がいったい、いつ、どのようにして復活したのか。
それは現在も謎のままである・・・・・・。
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